コンテック センサーからデータ自動収集_すぐ稼働簡単IoT 2015_10_23_日経産業新聞_転載

コンテック センサーからデータ自動収集_すぐ稼働簡単IoT

2015/10/23付
日経産業新聞_ 転載

コンテックは機械に設置したセンサーなどからデータを自動で集め、クラウド上で蓄積できる機器を開発した。機器にクラワドサーバーとの通信機能を内蔵したことで、インターネットに接続するだけで簡単にデータ収集が始められる。信号の入出力部分を分離して拡張性を高めたモデルもそろえ、あるゆるものをネットにつなぐ「IoT」関連の需要を取り込む。IoTは工場などの生産性を高める手段として注目を集めている。例えば、製造設備に温度計を取り付け、どの温度帯で設備が故障するのかを記録する。
データをネット経由でサーバーに保存し蓄積することで、温度の変化から機器の故障の前兆をつかみ、事前に対策
を施すことなどが可能に
なる。
開発した「コンプロシス」シリーズはデータを自動収集する機能を本体に内蔵したことが大きな特徴だ。従来の同社製品は「指示待ちの製品で、自分自身で何かするということはなかった」(技術本部第3開発部の荒巻真一部長)。データを収集するためには、設置後に煩雑な設定が必要だった
機器の開発会社とは別の会社が手掛けることの多いクラウドシステムも自社で提供OB仕様のすり合わせが簡単にできるため、機器を設置してネットに接続すると自動でクラウドサーバーへのデータ送信が始まり、すぐにデータの収集・蓄積ができるようになった。
収集したデータをグラフやメーターで表示する画面を簡単に作成できるソフトも独自に用意したD無糾で提供し、現場での「見える化」を支援する。
ただ情報セキュリティーの観点などから、メーカーによっては「データ管理にクラウドを利用することに抵抗がある場合もある」(荒巻部長)。このため、工場の敷地内
などローカルネットワーク上で使える無料のデータ収集用ソフトを用意。クラウドを利用しなくても、データを蓄積できるようにした。
さらに本体と信号の入出力(I/O)部分を分けたモデルも開発。デジタル信号を入出力できる通信モジュールのほか、温度や圧力といったアナログ信号をやりとりできるモジュール、バーコードリーダーとの接続が可能なシリアル通信モジュールを用意した。
利用企業は設備に合わせて、通信モジュールを自由に組み合わせられる。本体と接続できるモジュールの台数も、回路を独自開発し通信ノイズを減らしたことで、従来品の最大8台から犯台まで増やした。
製品はいずれも愛知県小牧市の工場で生産し、初年度はシリーズ全体で6千台の販売を目指す。自動車関連メーカーや太陽光の発電事業者)農家など幅広い業種に売り込み、IoT関連事業で3年後に年初億円の売上高を見込む。
(井沢真志)

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